アフティビの癌闘病日記

令和3年8月、下大静脈塞栓の重篤な合併症である肺塞栓で入院。大静脈に血栓の流れを止める為のIVCF(下大静脈フィルター)留置術を行う。10月に精巣原発胎児性癌・後腹膜転移と診断、泌尿器科にて化学療法を施行。EP療法を3コース、VIP療法を1コース施行。翌年2月、後腹膜リンパ節郭清術・高位精巣摘除術を経て後遺症が残るも予後良好で現在に至るまでの日記です。

胎児性癌になるまでの話(その2)

■2021/8/26•••

前日、血液検査に行った循環器内科クリニックから帰ったその日の夜、急な発熱と喉の痛みがあった。

 

38度。

 

2021年の9月は新型コロナウィルスの第5波のピーク月。急な発熱と聞くと否が応でもコロナ感染を疑ってしまう。家族からの心配もあったが、自分が一番心配になってきたのですぐに地元のコロナの検査医療機関を調べ、電話確認の上すぐに行ってみた。

◯◯クリニックの指定の駐車場に来てくださいとのことだったので車で行ってみると、あきらかに裏口と思われる場所に近い駐車場で待つことに。

自分だけかと思ったら、次々と同じ場所に車がやってきた。感染疑いが結構いるのね、と思いながらいると、クリニックの裏口から完全防備の看護師さんが車に近づいてきた。

 

◯◯さんですね?じゃあ車に乗ったままで検査しますので、窓開けて上向いてくださーい。

 

でた、鼻に棒を突っ込むヤツ。一応身構えてみたが、想像以上に上まで突っ込む、イタタ•••。これが抗原検査か。さらに唾液採取まで。これなら確実な検査結果が出そうだな。

しばらくして、

 

検査結果は 陰性 でした。

が、

 

喉に「溶連菌」が見つかったので、中で点滴してくださいとのこと。まあそのせいで熱が出てたのか、と納得し小一時間ほどベッドで点滴を行った。カーテンで仕切られた部屋に、何人か同じように点滴をしている人がいた。みんな溶連菌での点滴か?

点滴して薬を処方されてとりあえず家路につく。

まだ息苦しさは変わらない。

 

その日の午後、循環器科内科に血液検査の細かい結果を聞きに行く。

鉄分の不足やLD値の異常を説明された。

異常値の細かい検査をする為に血液検査の2回目の実施を後日することにした。

 

今まで喉が痛いのと、熱が出たというのであれば「扁桃腺」のせいだったことが多い。今回も扁桃腺だろうなといういつもの安易な考えで、構成物質を処方してもらってという感じを想定していたのだが、この息苦しさはなぜだかわからない。

 

■2021/8/28•••

循環器科内科で血液検査2回目。

 

数値変わらず。

 

ここでの血液検査だけでは細かいことがわからない為、地元の大きな病院(厚生医療センター)を紹介され、2日後に行くことに。

この循環器科内科に知り合いの看護師がいるので、色々と裏話を聞くことができた。今回大きい病院を紹介してくれたのは、この循環器科内科の普段の先生の息子だったと。先生の息子は土曜日の午前だけ診てくれるらしく、さらに厚生医療センターの循環器科の先生だと!おお、それなら話が早い。先生、何卒よろしくお願いいたします。

まだ息苦しい。