アフティビの癌闘病日記

令和3年8月、下大静脈塞栓の重篤な合併症である肺塞栓で入院。大静脈に血栓の流れを止める為のIVCF(下大静脈フィルター)留置術を行う。10月に精巣原発胎児性癌・後腹膜転移と診断、泌尿器科にて化学療法を施行。EP療法を3コース、VIP療法を1コース施行。翌年2月、後腹膜リンパ節郭清術・高位精巣摘除術を経て後遺症が残るも予後良好で現在に至るまでの日記です。

胎児性癌になるまでの話(その7)

9/10(金)入院12日目

相変わらず肺塞栓症で苦しんでおります。

ここの病院では毎週金曜日がシーツ交換。そして今日は予定通りCT検査の日。もちろん朝ご飯はCTが終わってから。食欲はあるが息苦しい。

朝から看護師Fさんによる血液検査と造影剤の準備としてあらかじめ腕に針を打っておく。

9時、主治医の先生が回診に来るもCTをやる気配無し…?あれ?まだやらないの?

11時過ぎてもCTの気配無し。むむ。

12時、ようやく呼ばれる。一番恐れていたお昼ご飯と朝ご飯のWブッキング。もうー!

 

と、ここで急展開!

 

CTの結果を見てなのか、主治医の先生から即転院して下さい!と言われ、A大学医学部附属病院にヘリで救急搬送…。ヘリで行くくらい私の体は一刻を争うのか⁉️そうらしい。

そしてあれよあれよと言う間にドクターヘリにストレッチャーごと乗せられ、いざ離陸。

おお、初ヘリコプター。

なんてことを思いながら中には操縦士の方が2人、後部は私に色々と質問する人が1人、計器類を見る人が1人、そして私を合わせて計5人が搭乗しておりました。

離陸も着陸もすごくスムーズ。ある意味いい体験しました。ここまでは余裕あり。

転院先の病院に着いたらおかあさんも駆けつけてくれ、色々検査。血液検査、尿検査、レントゲン、心臓エコー(精巣も💧)、心電図、そしてそのままカテーテル手術。

このカテーテル手術は、肺塞栓症の予防「下大静脈フィルター留置術」と呼ばれ、足から心臓に向かう下大静脈にフィルターを留置してそこで血栓を捕まえ、血栓が肺へ移動するのを防ぐものだそう。手術自体は局所麻酔で首の右側からワイヤーを挿入され、モニターを見ながらフィルターを血管内に留置して出来上がり。1時間くらいで終わりました。

その後は循環器科の病室へ。お世話になります。

何も言ってないのに個室の待遇。しかし窓からの景色はというと、壁しか見えない・・・。いずれ個室ってことはナースステーションに近くて、すぐに駆けつけてもらえる安心感がある。

麻酔が覚めてくるにつれて痛い!背中が痛すぎて寝れない💦なんとか右向くとかろうじて楽になる。今日はここまで。

ヘリコプターに乗った気分は「YES高◯クリニック」

9/11(土)入院13日目(循環器科

今日は洗髪&病衣交換の日

大学病院入院2日目、朝から泌尿器科のK先生(精巣エコーの)が激励に。血栓の原因を突き止めるのに時間がかかりそうで、長い戦いになるだろうと。マジかー。単なる肺塞栓症じゃないの?

部屋でレントゲン。あまりに痛くて寝付けないようであれば痛み止めの点滴もだすとのこと。夜に熱が38度に上がった為、早速痛み止めを処置してもらうことに。

夜中眠れない中思うのは「そろそろ稲刈りの準備をしてる頃かなあ・・・」

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↑転院先のA大学医学部付属病院4階の病室にて