アフティビの癌闘病日記

令和3年8月、下大静脈塞栓の重篤な合併症である肺塞栓で入院。大静脈に血栓の流れを止める為のIVCF(下大静脈フィルター)留置術を行う。10月に精巣原発胎児性癌・後腹膜転移と診断、泌尿器科にて化学療法を施行。EP療法を3コース、VIP療法を1コース施行。翌年2月、後腹膜リンパ節郭清術・高位精巣摘除術を経て後遺症が残るも予後良好で現在に至るまでの日記です。

胎児性癌になってから(化学療法開始!)

10/11(月)ICU 6日目(化学療法1日目)

ICUに入った時点で、呼吸の助けとなっているのが「高流量鼻カニュラ酸素療法ネーザルハイフロー(NHF)」というものらしい。

 

↓ 自分にどんな機械がついていたのか調べてみた。

 

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機械が快適だったのか、寝てる間にまさかの鼻呼吸⁉️

今まで深い息ができなくて息苦しくて口呼吸しかしていなかったのに、自分で知らない内に鼻呼吸してた。あれ?喉が全然乾いてない。これがこの機械のすごい点なのか〜。

でも、朝イチ空気圧1つあげたら結局口呼吸に戻りました。

 

そして今日はついに抗がん剤の投与開始日。

妻も朝からかけつけてくれた。リクエストした炭酸持って(笑)

早速オロナミンC!うんまあいいいい!そのまま抗がん剤治療始まりました!

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↑オロCうまい!の図

 

自分の知らない手術中に左の首元になにやら「皮下埋め込み型ポート」と呼ばれる物を埋め込まれた模様。どう言ったものかというと、

  • ポート内にカテーテルが入っている
  • 1回で確実に点滴の針を刺すことができる
  • 薬剤投与中は両腕を自由に動かすことができる

という物らしい。

薬剤投与が始まったのですが、最初は人工呼吸器を使いつつ抗がん剤治療をやるつもりだったのに、急遽やらない!とかって救急の先生が言ってきて、結局意識あるまま抗がん剤治療はじまっちゃいました💧

先生が言うには「◯◯さんはまだ体力があるから、抗がん剤治療に耐えれるはずだ!人工呼吸器を付ける予定だったけど、頑張れるよな⁉︎」ってんで、あっ、はいがんばります。って。

そんななかのお昼ごはんが「全粥おかゆ」。味が無いから、ごはんですよ+麦茶で。これがまたうまい!なんとか抗がん剤投与初日の昼ご飯は食べれました。

 

夜、寝る前に看護師さんがICUで「昨日おとといは人工呼吸器付けてしまえばもう治療中は誰にも会えないってことだからいろんな人呼んだけど、人工呼吸器も使わずにちょっと回復傾向が見えるので、いい意味で家族でも面会は今後原則禁止にするよ?」って。

え?回復傾向?そうなの??

これからは、ICUでは家族とは会わせません、物の受け渡しのみってことです。

さらに「抗がん剤は、やっぱり1回やっただけじゃわからない。4クールやるのが普通かな」って言われた。

(1クールとは投薬の日と、投薬を行わない日を組み合わせた1〜2週間程度の周期を設定して治療を行うことこのい周期の期間を1クールと言う)

 

幸い、胎児性癌の抗がん剤はすぐ効くと有名らしい。そこに期待。もちろん実感はまだない。

 

寝る前に事件、心臓周りの違和感として「手掴みされてるよう、境目がはっきりしてる」などを訴えたら、塩酸モルヒネを最大量と睡眠導入剤をMAXいれてくれた。

21:30からモゾモゾし出して、寝落ちしたのが23:30。