アフティビの癌闘病日記

令和3年8月、下大静脈塞栓の重篤な合併症である肺塞栓で入院。大静脈に血栓の流れを止める為のIVCF(下大静脈フィルター)留置術を行う。10月に精巣原発胎児性癌・後腹膜転移と診断、泌尿器科にて化学療法を施行。EP療法を3コース、VIP療法を1コース施行。翌年2月、後腹膜リンパ節郭清術・高位精巣摘除術を経て後遺症が残るも予後良好で現在に至るまでの日記です。

胎児性癌になってから(ストーマ装着)

 

11/1(月) 抗がん剤投与後21日目

(化学療法2クール目初日)

 

朝、病棟処置室に車椅子て移動。

主治医のA先生による左腕カテーテル挿入。

1クールの時は首にカテーテル挿入してやったから、どうも薬の「味」がするみたいで嫌だったので、今回は左腕からということになった。

そしていよいよお昼過ぎから抗がん剤治療2クール目が始まる。

 

〜晩御飯食べる時までにわかったいい事〜

・副作用一切無し(今のところ)

・ご飯も残さず食べれた

・熱も出なかった

 

〜2クール目からの面倒なこと〜

・トイレは1時間半に一度行って、必ず尿量を計る

・薬も自分管理で飲む

・睡眠時間はまとめて取れなくなる

 

とりあえずまだ動けるから、トイレまで歩いて行けるし、なるべく自分で出来ることはやるようにした。あとは、明日以降どうなるかだ。

 

夜中にかけて点滴時間がずれ込み、トイレに行くも…少ない。

尿量2時間で300mlペースだったのが45ml⁉︎に激減。

原因は足のむくみ。すんごい膨らんでる。指で押すとベッコリ凹む。

 

早くも副作用が出た形になった。

 

以降、1時間半刻みでトイレにいくも75ml、45ml、45ml…。

何なの。そのまま寝れずに翌朝へ…。

 


11/2(火) 抗がん剤投与後22日目

(化学療法2クール2日目)

今日もむくみがすごい。

朝の回診で、主治医のA先生がお腹のドレーン(リンパ液排出の為の管)を外してくれた!㊗️

 

しかし、この化学療法の点滴の最中なもんだから、案の定リンパ液が傷口から止まらない💧

傷口をガーゼ20枚の厚さで塞いでも1時間で滲んでくる。

あちゃー、まだお腹にドレーンを刺してた方が良かった?

とりあえずガーゼの厚さ30枚重ねで様子を見ます。

 

午後、泌尿器科のナースステーション事務局の人が来て、「循環器化で記入をお願いしてた保険申請に必要な診断証明書」は完了とのこと。

泌尿器科で預かってる診断証明書2通も今週末にはできるとの報告を受けた。

 

寝る前に「ドレーン部分のリンパ液漏れ出る問題」のやり方を変更。

 

頼れるS看護師さんの提案により、何やら簡易タンク引っ張り方式?にしてみた。おお、ガーゼ要らず!これはいいんでない?

そもそもこれはこーゆー使い方で正解なのかと尋ねたところ、

「これはストーマと言って、本来は人工肛門人工膀胱として便や尿の排泄の出口としてお腹に貼るんです。そしてストーマ専用袋でそれを受け止めて溜まったら捨てる、と言う装具です。アフティビさんの場合、手術で出来たお腹の空洞部分からリンパ液が漏れ出てくるから同じ原理なので使えると思ったのでやってみました。」だそうです。

 

おお〜、いいんじゃない?

ガーゼだと看護師さんが頻繁に替えないとダメだろうし、ガーゼの費用もかさむし、ストーマだとに溜まったら都度尿バッグに流れていって2ℓまで貯まるし、お腹に直接貼り付けた部分は一週間の一度の交換で済むようだし。

ストーマ装着!しっかりくっついて離れません。

また一つ、医療関係の装具を勉強できました。