アフティビの癌闘病日記

令和3年8月、下大静脈塞栓の重篤な合併症である肺塞栓で入院。大静脈に血栓の流れを止める為のIVCF(下大静脈フィルター)留置術を行う。10月に精巣原発胎児性癌・後腹膜転移と診断、泌尿器科にて化学療法を施行。EP療法を3コース、VIP療法を1コース施行。翌年2月、後腹膜リンパ節郭清術・高位精巣摘除術を経て後遺症が残るも予後良好で現在に至るまでの日記です。

胎児性癌になるまでの話(その11)

9/22(水)入院23日目

朝イチのいつもの血圧測定。相変わらず1回で測れない。ようやく計測したら160/130ってオイ💧すでに気持ちが滅入る…。

さて、今日は生検の日です。生検ってなんの略かと思い調べてみた。『生検』は,『生体検査』を略した言葉で、生きたからだを検査するという意味だそう。

手術名は「CTガイド下生検」どんなものかというと…

・CT検査台にうつぶせで寝て、 針を刺す位置に局所麻酔をする。
・CTを撮影して病変の位置を確認しながら針を刺して組織を採取。

・ 痛み止めの注射(局所麻酔)を行い、組織を採るための15cmほどの針を刺入。
・何度かCTを撮影し、画像を確認しながら病変部に到達し、組織を採取。この時「バチン」と大きな音がする。

・針を抜き、CTで合併症の有無などを確認して検査は終了。という感じ。

 

15:00 気持ちを和らげるクスリを飲む。

16:00 妻と父が手術前に応援したに来てくれた!

16:10 手術開始。1回目で腫瘍が採取されず2回目…上手くいった!バチンという音は気になったけど、放射線科のS先生痛くなかったよー!ありがとう!


9/23(木祝)入院24日目

手術後の体を気にしながら、寝たような寝れないような。

おはよう採血4本、朝から通常通り血液サラサラの飲み薬イグザレルト再開。

看護師さんに洗髪をお願いしたら、洗髪台で1人で洗えるなら、と言う条件で洗髪。看護師Nさん忙しいのに補助ありがとう。

ふと、このヒマな時間を使い英語の勉強をしようと思い、とあるスマホアプリを立ち上げてみる。夜勤担当の看護師Mさんも面白がって話を聞いてくれた。

その日の夜、見なきゃいいのにガンのことをネットで調べてしまった…。全然寝れなかった。


9/24(金)入院25日目

この頃から、肺に血栓がまた詰まるかもしれないとのことからあまり動くなと言われ、トイレに歩いていくのすら制限。ベッドの半径2メートルまでという行動制限が出てしまう。もちろんベッド脇に簡易トイレを用意。

毎朝の検診したら、体重が昨日より1kg近く一気に減ってる⁉︎

それより心エコーで見えた心臓の腫瘍が気になってしょうがない。

9時過ぎ、A先生の回診で、心臓の腫瘍の事を聞いたら、どうやら転院前のCT検査時には、すでに腫瘍ができていたらしい。結構長い時間心臓にいるとかって。すぐには大きくならないとも言われた。少し安心した。

日勤担当はひさびさの看護師Gさん。9/11日以来ですねって聞いたら、「良く覚えてくれてますねー!」って喜んでくれた(笑)この後放射線科で検査、午前と午後の2回。

17時頃、事務の人が来て診断書の記入には5,500円かかるのと、通常であれば退院後に病院から発行するので、郵送+550円になります、それでよければ申請書に名前の記載をお願いしますとの事で病室にきた。ついでにご飯代は1食460円だ。